社会全体として従来から「生活習慣病」という観点から疾病を横断的に整理して、「生活習慣病」を予防する為の環境整備等の取組の必要性が指摘されていました。
そこで、国は「健康日本21」を中心とする国民の健康づくり・疾病予防を積極的に推進するため健康増進法を制定して、平成17年度から10年間重点的に施策を展開する事になっています。
また、労働安全衛生法においても、有所見者に限らず全ての人を対象として、若いころから継続的で計画的に心と体の両面からトータルな健康づくりを進める運動(THP−トータルヘルスプロモーション)をスタートさせました。
実際に高年齢者・肥満者の多くが、糖尿病、高血圧症、高脂血症などの複数の危険因子を併せ持っていること、危険因子が重なるほど脳血管疾患・心疾患を発症する危険が増大すること、運動習慣の徹底と食生活の改善を中心とした生活習慣の改善により内臓脂肪を減少させることで高血糖、高血圧、高脂血症といった危険因子のすべてが改善するといった科学的根拠を踏まえれば、生活習慣病対策を推進していく意義があると言えます。
さらに、職場のストレスによる職場不適応の発生やストレス関連疾病の発症の例も見られ、社員の心の健康の問題が重要な課題になって言います。
最近マスコミなどでも健康増進・生活習慣病の改善等の番組編成が増えて、従業員の健康志向も向上し、会社の福利厚生として健康増進施策のニーズは高まっていると考えられます。
そこで今後、会社としても、健康に異常のある社員が自主的に行う健康づくりの支援にとどまらず、生活習慣病の「予備軍」でありながら自覚していない社員に対し「予防」に対する理解の促進や、健康に異常のない社員に対しても、生涯にわたる個人の健康や職業生活の質の向上に資する為の環境整備が求められています。
健康管理を適切に実行する事によって、会社の従業員の健康状態が向上すれば、必ず労働生産性も向上するはずです。
定着率・欠勤率の改善、作業能率の向上、職場の活性化、慢性疲労の軽減など長期的な視点で見れば他にも色々考えられます。
従業員は大切な会社の資産です。例えは適切でないかもしれませんが、工作機械などは、きちんとした整備がされていないと故障などで生産効率落ちて耐用年数も短くなり、より大きなコストが掛かってきます。これは社員にも同じ事が言えるのではないでしょうか?
つまり、福利厚生施策として健康増進を実施する事によって、結果的に会社の生産性を直接向上させる事が出来ると考えますがいかがでしょうか?
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